「資料作り」

 最近、お客様の会社清算について最善の方法をシミュレーションするという業務にあたっております。まだ検討段階ではありますが、不動産等の売買が絡むこともあり、納税額が大きくなる可能性があるので、細心の注意を払いながら検討を進めております。

 このような重要案件については、私自身がシミュレーションした結果等を、代表である石田ないしは長尾への報告・承認の後、お客様にもご報告をして計画を進めていくことになります。その際には、資料をもとに報告を進めていくことが多いので、今回の資料作りについても、お客様に選択肢を持ってもらうためいくつかの方法を提示したり、文章だけではなく図や表を盛り込むこと等で、出来るだけ分かりやすくまとめることを意識しました。

 ただ、このような資料を用いた報告をする場合に、私自身の性格もあってか、資料に多くの情報を詰め込みすぎてしまい、かえって分かりづらくなってしまうことがしばしばあるように思います。
 今回の石田との打合せの際にも、報告前は必要だと感じていた情報が、文章での記載が長くなりすぎてしまい簡潔さを欠くため、最終的には不必要との結論に至った情報が少なからずありました。

 確かに、税務に詳しい方には、多くの情報を詰め込んだ方がより理解をしてもらえるかもしれませんが、そうでない方にとっては、情報量が多すぎて読むことさえも苦痛に感じてしまうかもしれません。
 そのため、資料を作成する際には、その状況に応じて、報告を受ける側にとってどのような記載をすればより理解がしやすいのかを常に意識し、自分本位ではなく相手のことを考えた端的で分かりやすい資料作りを心掛けていきたいと思います。