「繋がりを大切に」

 最近、中学時代の同級生で、現在司法書士として働いている友人から不動産の譲渡に関する税務についての質問を受ける機会がありました。
 今まで私自身も実務で深く検討したことが無い論点だったので、書籍やインターネットで調べてから回答をする運びとなりましたが、その友人も納得してくれたようで、ホッと一安心しました。

 また、つい先日も別の友人から、「マイホームを購入するから住宅ローン控除について教えてよ」といった話を受けたりもしましたし、友人の多くは私が税務の業界で働いていることを知っているので、些細なことでも私を頼ってくれることに喜びを感じています。

 日々の業務を行う中で、会社の経営者の方や経理の方などから質問をお受けすることは数多くありますが、経営とは無縁である友人からの質問は新鮮な内容であることも多く、いわば多くの一般の方が疑問に思っている内容かもしれないので、説明をする上で自分自身とても参考になります。
 例えば、上記の住宅ローンの件についても、「確定申告ってなに?」という点から説明をした方が良い可能性もありますし、どこから説明するかで理解度も変わってくるはずです。

 お客さまからのお問い合わせに迅速かつ正確に回答をさせていただくことはもちろん大切ですが、このように友人などからのプライベートな場面での質問や相談についても、たとえ些細なことであっても一つ一つきちんと対応をしていくことで、より幅広い知識の習得や、それぞれの説明の仕方を通じて、自分自身の成長に繋がるかと思います。
 今ある繋がりを大切にし、仕事・プライベートの双方において頼りがいのある存在になっていきたいと思います。