「蜂に刺されて」

 家族で出かけたテーマパークで、スズメバチに刺されました。
 足首に突然ものすごい痛みを感じ、見ると靴下の上から蜂が刺していたのです。

 その後、係員がパーク内の救護室への車を呼んでくれたのですが、車が到着するまでに20分かかりました。
 救護室では軟膏を塗って患部を冷やしてもらいましたが、それ以上のことは病院に行かないとできないとのこと。

 スズメバチに刺されるのは人生初でしたので大丈夫でしたが、もし2回目だった場合、アナフィラキシーショックを起こす可能性があるといいます。
 これは、1回目に刺された際に蜂毒に対してアレルギーが出来ることにより、2回目以降に刺された時にじんましんや呼吸困難・血圧低下等の症状を引き起こすことです。
 最悪だと死に至るということで、国内でも毎年数十人が亡くなっているそうです。

 アナフィラキシーショックは刺されてから15分位で発症することが多いそうなので、今回の私の状況のように車を20分間待っていたのでは手遅れになると思いました。
 今振り返ってみると、突然のことに気が動転して、その場ではどうしたらいいか考える余裕などなく、ただおろおろしてしまっていました。
 今後は蜂の毒吸引器と軟膏を携帯し、刺された際の応急処置はできるようにしつつ、迷わず救急車を呼ぶことにしようと思います。

 今回のことで、蜂に限らず、日ごろからリスクを想定して備えておくことの必要性を実感しました。
 起きてからどうすべきか考えたり調べたりするのでは手遅れになりかねません。
 備えとは物の備蓄に限らず、こうなったらこうする、とイメージしておくことが最も大切であると思いました。